はりきゅうマッサージReLife



ブログ

ブログ

  • 都城鍼灸ジャーナル;血圧の左右差みてますか?

    本日の一言論文は、 血圧の左右差についてです。

    出典は、
    Associations Between Systolic Interarm Differences in Blood Pressure and Cardiovascular Disease Outcomes and Mortality: Individual Participant Data Meta-Analysis, Development and Validation of a Prognostic Algorithm: The INTERPRESS-IPD Collaboration. Hypertension. 2021 Feb;77(2):650-661.

    一言;収縮期血圧が左右で5mmHg以内なら大丈夫。

    解説;
    血圧には、収縮期血圧や拡張期血圧があります。
    収縮期血圧は「上の血圧」、拡張期血圧は「下の血圧」と呼ぶこともあります。
    今回の報告は、この収縮期血圧の左右差が5mmHg以上あると、心疾患の可能性があるか調べたものでした。
    その結果、5mmHg以上の左右差があると、心疾患の可能性が高くなるという結果がでました。

    注意点としては、
    左右の血圧を同時に測ることが最も正確ですが、
    できなければ、例えば右⇒左⇒右⇒左と交互に2回測定することで応用が可能です。
    血圧はすぐに変動してしまうので、難しいのですが、最低でも10mmHg以内にあると良いと思います。
    ときどきは試してみてください。

    詳しくはこちら

  • 都城鍼灸ジャーナル ;耳から分かる危険なサイン?

    本日の一言論文は、耳に現れる心疾患のサインです。

    出典は、
    Visible age-related signs and risk of ischemic heart disease in the general population: a prospective cohort study. Circulation. 2014 Mar 4; 129(9): 990-998.

    見た目で判断する心疾患の兆候は?

    一言;耳たぶのシワは、心疾患のサインとなる。

    解説;
    見た目とは、前頭部の薄毛、頭頂部の薄毛、耳たぶのしわ、老人環(眼のサイン)、眼瞼黄色腫のうち、虚血性心疾患と関連があるのは?
    老人環以外は、10年以内の発症リスクになるとされました。

    また別の報告では、耳たぶのシワは、両耳にある場合にリスクとなることも報告されています。

    この耳たぶのシワを「フランクサイン」と呼びます。

    もちろん、耳たぶのシワがある方が全員、心疾患になるわけではありません。
    しかし、心疾患のある方の多くに耳たぶのシワがある
    ので、家族で心疾患がある方や、何らかの症状(息切れ・動悸・不整脈など)がある方は、注意しておくと良いと思います。

    詳しくはこちら

  • 都城鍼灸ジャーナル ;顔面神経麻痺と鍼の論文を一言で

    世界中の論文から厳選したものを、出来る限り一言で(解説付き)。

    本日は顔面神経麻痺に対する鍼の効果についてです。

    出典は、
    Compare the efficacy of acupuncture with drugs in the treatment of Bell’s palsy: A systematic review and meta-analysis of RCTs.

    Medicine. 2019 May 1; 98(19):e15566.


    顔面神経麻痺には、薬と鍼でどちらが優れているか?

    結論は、鍼の方が優れているが、結果にバラツキが多いのがネック。
    ということ。

    一言;顔面神経麻痺(ベル麻痺)には、鍼が有効だけど、結果が不安定。

    解説;
    科学的根拠というものを示すには、ランクがあります。
    一番科学的根拠から遠いのが、専門家の意見で、最も根拠があるとされるのが系統的レビューと呼ばれるものです。
    今回の報告はその系統的レビューに相当します。

    顔面神経麻痺にもいくつかの種類がありますが、今回の報告はその中で一番多いベル麻痺と呼ばれるもの。
    それに対して、薬と鍼の効果を比較したら、有効率は鍼の方が優れているとされました。

    しかし結果にバラツキが多いとされるのは、鍼灸独自の考え方や鍼の仕方などによるものです。
    こうしたバラツキを抑えることが、今後の鍼灸界には必要なことになります。

    顔面神経麻痺は、脳卒中などが原因で起こることもありますし、まずは病院で精査を受け、その後鍼治療を併用することが望ましいと思います。

    詳しくはこちら